実生の樹についてご説明させて頂きます
今回は前回の投稿で出てきた実生の樹について、ご説明させて頂きたいと
思います。
私たち植木屋は当たり前に使っている言葉ですが、意外とご存じない方が多い様で、新規のお客様のお宅にお見積りに伺った際に「この樹は実生ですよね?」
とお聞きしても解る方はほとんどいらっしゃいません。
この「実生の樹」とは要するに種から発芽した樹の事です。
簡単に説明させて頂くと、まず花が咲きます。
そして、実がなりますね。
そして、その実の中には種があります。
その種が土の上に落ちて発芽するという訳です。
しかし、この実生の樹、いろんなパターンがあって、
お庭に例えばツバキがあったとします。
で、種が落ちて気が付いたら小さなツバキが何本も生えていた、というのが
いちばん解りやすいですが、様々なパターンがあるのです。
実を食べた鳥がしたフンの中に種があってそこから発芽したり、
風で飛んできたり、猫等の動物が運んだりと様々です。
ですから、全く植えた覚えも無いし、近くで見たことも無い樹が実生で発芽したりする訳なんですね。
まだ、お話したい事があるのですが、長くなるのでまたの機会に。
この記事へのコメントはありません。